日ペン(4) - 受講開始から修了まで
目次
- 1日20分では足りなかったけど、何とか修了しました
- 基本コース編
・練習時間
・担当してくださった先生
・楷書と住所・氏名が苦手でした(今も?) - 応用コース編
・筆記具を万年筆からつけペンへ
・行書のくずし方は何通りもあるけど
・かなの連綿
・熟語や短い文章 - そして、なんとか修了
1日20分では足りなかったけど、何とか修了しました
第2回と最終回の添削用紙。ちょっとは上達したのかな。
先生の丁寧な添削や励ましのコメントに、感謝です。
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基本コース編
練習時間
練習する時間ですが、私には1日20分では全然足りなかったです。1日分を2日に分けて、時間を見つけては書いていたという感じでしょうか。特に課題を書く時は、2〜3日前から数時間単位で練習し、課題用紙を書き上げるのに半日以上かかってしまう、ということも度々ありました。
担当してくださった先生
私の担当の先生は、ゆったりとした字を書かれる方で、書道の経験もおありになるのかな、と感じました(直接お聞きしたわけではないのですが)。添削のコメントが毎回とても明るくて元気で、いやいや、こんな下手な字を褒めてくださるなんて… と恐縮してしまうこともしばしばでした。
楷書と住所・氏名が苦手でした(今も?)
楷書は、直線を真っ直ぐ引くのが難しくてかなり苦戦。楷書は、上達者でも苦手な方が多い書体だと聞いたことがありますが、行書から始められたらいいのにな、と思いました。
自分の名前や住所って、きちんと書こうとするとバランスを取るのが難しい字がけっこう入っているな〜と、改めて気付かされました。受講後半の先生のコメントにも「苦手な方が多い字なのに、よく書かれています」とあったので、本当にそうなのかも。以前よりはきちんと書けるようになったのかもしれないけど、今でも急いで書くと、すごく下手です。
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応用コース編
筆記具を万年筆からつけペンへ
最初の頃は、万年筆タイプのデスクペンで書いていましたが。次第にいろんなメーカーの万年筆を、予算の範囲内で買って試すようになりました。それぞれに書きやすかったのですが、課題では緊張するせいか、どうしても線が固くなっていました。
応用コースに入った頃、担当の先生から「つけペンを使ってみませんか?」とのアドバイスが。実は、つけペンは前に少し使ってみたことがあったのですが、ペン先が引っかかって使いこなせず、もう少し上達してからにしようと棚上げしていました。
久しぶりにやってみると、講座も中盤に入って手の動かし方がこなれてきたのか、以前よりはずっと書きやすく感じました。先生の一言がなければ、始めるのがもっと後になっていたかもしれず、本当にありがたかったです。
でも、まだ上手くいかないことも多く、下敷きを柔らかいものに変えたり、ペン先が引っかかる時は研いでみたり、と色々試しながら練習を続けしました。
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行書のくずし方は何通りもあるけど
応用コースに入ると、行書の練習が始まりました。実は行書が一番習いたかった書体。かな書道へのステップアップになるかもしれないし、何より、普段の字や日記を書くのが楽になりそう。
行書はくずし方を覚えるのが面倒ですが、慣れると楷書より書きやすいです。でも、色んなくずし方があるので、正解の範囲が広いなと感じました。市販の本もいくつか持っていると、迷った時にいろんな正解を参照できて良いです。
「知識ゼロからのつづけ字・くずし字の書き方」は、日ペンの田中先生の著書ですが、講座のテキストとはまた違った角度からの説明が入っているので、とても参考になりました。
かなの連綿
中心線に揃えたり外側に流したりと変化し、バランスを取るのがなかなか難しかったです。ちょっと言い訳になりますが、かな書道で使う変体仮名の方が、横幅が広いもの狭いものなど様々な形があり、きちんと組み合わせると連綿線が短くなって書きやすいです。通常のかなは横幅が広いものが続くと、連綿線の移動距離も長くなって形が崩れやすくなります。でも普通のかなで一筆箋などにさらさらっと書けたらかっこいいな、と思って練習しました。
熟語や短い文章
その後、まとまった文字数の手本を、楷書と行書で交互に練習する課に入りました。複数の字のバランスを取るのは難しかったけど、意味や内容のある言葉を書くのは、その向こうに物語のようなものが感じられて、1文字ずつの練習よりも楽しかったです。
でも、以前けっこう練習したはずの字でも、手が忘れてしまったかのように書けないものがいくつも出てきて、ちょっと凹みました。トレーニングブックも「手が覚える足し」になるかもしれないと思い、スケジュール表に記入してコツコツとこなしていきました。
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そして、なんとか修了
最後の課題を書き終えてポストに投函したときは、燃え尽きて灰になってしまったような心地でした(本当に 笑)。
提出課題は、受講を始めた頃からなのですが、何度書いてもいつもどこかしら失敗していて、でもあまり長時間書き直していると集中力が落ちて上手く書けなくなっていくので、集中力の限界!と感じた時点で、一番失敗の少ないものを選んで提出していました。それは最後の課題までずっと続きました。
しばらくして、添削された課題が返送されてきました。封を開けてみると、温かい添削のコメントと花マルがいっぱい。成績カードも講評欄が全て埋まっていて壮観でした。あ、点数も上がって、昇級もしてる!
自分では失敗ばかり目についていましたが、先生に褒められた部分も沢山もあって、そんなに悪くもないんだと(今回もまた)ホッとしました。先生、今まで本当にありがとうございました。
(先生のお名前や文面の半分は、著作権保護の配慮ため画像加工しました。)
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