携帯用水彩 (2) - スケッチブックにパレットを取り付ける
前々回の記事で作成した「リングの開閉ができるスケッチブック」(B6) に、前回の「カスタマイズしたパレット」と、筆洗を取り付けたものです。コンパクトで、カバンからさっと取り出して描けるので、絵を描く機会が増えますよ。
これより大きいスケッチブックなら、パレットをスケッチブックの真ん中あたりに取り付けると、手に持った時のバランスが良いです。
取り付ける手順
1. パレットに「パンチしたプラ板」を貼る
パレットの裏に、「ツイストリングのパンチ」で穴を開けたプラ板を両面テープで貼ると、スケッチブックのリングに固定できます。描く時に安定するので、絵に集中しやすいです(写真右下)。プラ板はポリプロピレンで、スケッチブックを作った後の残りをそのまま利用します。
「はがせる両面テープ 強力接着用」は、しっかり固定できて、失敗した時にもやり直しがきくので便利です。ハーフパンに貼るマグネットシートもこのテープに貼り替えておくと、交換時にシートを再利用できます。シートは固くて切りにくいので、テープだけ貼り替えた方が思ったよりも楽です。
2. 筆洗に「マグネットシート」を貼る
淡い色の絵なら水筆のみでも描けますが、色の濃淡を細かく調整しながら描く場合には、小さな筆洗もあったほうが作業がはかどります。写真は百均のミニタッパーにマグネットシートを貼ったもの。水筆のタンクの水は、色を薄めるときにだけに使用すると絵具が濁りません(写真右上)。
3. ペーパーナイフの取り付け
糊止めした水彩紙をパッドから剥がす時、ステンレス製のクリップがあるとペーパーナイフ代わりになります。ホルダーは、クリアフォルダーを適当な大きさにカットしてパンチし、切れ込みを入れて作ります(写真左)。
「プチカラー 36色」のカスタマイズド・パレット
「プチカラー 36色」は、蓋の内側にハガキサイズの水彩紙をセットできる大きさです。カスタマイズしたパレットはやや重くなりますので、サイクリング以外の旅行や、家での制作に使用しています。A5やSMサイズのスケッチブックにセットしても、ぴったりです。
12色のパレットと同じように、パンチで穴を開けたプラ板を取り付けて、ペーパーナイフ代わりのクリップは、少しサイズが大きい「ダヴィンチ クリップ&定規」を挿しています。
次の記事「携帯用水彩 (3) - 筆を使いやすく&スケッチブックが乾かない時」では、筆をコンパクトに収納するコツや、使いやすい筆、スケッチブックが乾かない時の裏ワザなどをご紹介します。